毎日、毎日、ズズとガガのケンかの声・・・
兄弟ゲンカで、お互いに加減を覚えれば、それでいい・・・
とは思っても・・・
「かして」と言い続けるガガ。
知らん顔して、おもちゃを使い続けるズズ。
ガガが持ってきたおもちゃを、使いたくなって、取ってしまうズズ。
4歳の差って、子どもの中ではどんなくらいなんだろう?
ぱにゅから見たら、どう見ても、子ども vs 赤ちゃん+α。
おい、ズズ、もう少し、なんとかならんのか!!
見かねて、つい、ズズにきつくあたる。
調子にのったガガが、ぱにゅの口マネをして「やめなさいよぉ〜」と言う。
う〜ん・・・
優しい子になって欲しいのに・・・
昔、学生の頃、サークルで人形劇や子ども会をやっていた。
童話の伝え方について、真剣に話し合ったことがあるのを思い出す。
童話の結末は、残酷だったりかわいそうだったりする物が多い。
子どもたちに、人形劇として提供するときに、どう見せるか・・・
残酷なものを見せない方がいい?
かわいそうなものを見せない方がいい?
そんな話が出た時に、先輩が言った。
提供する側が、”ひどい!””かわいそう”って感じて、結末を変えてしまったら、子どもたちは、”ひどい!””かわいそう”を感じない。
だから、友達に、”ひどい”こと、”かわいそう”なことをしてしまうんじゃないか。
”ひどい!””かわいそう”を、しっかり伝えて、見ている子どもたちに、「かわいそうだよ!」「やめてよ!」って言ってもらえるように演じたい。
そんな結論にたどりついたような気がする。
ズズとガガのやり取りを見ていて、そんなことを思い出す。
ぱにゅが、介入して、ズズの中に”かわいそう”って感情が湧くのを止めたらいけない?
でも、ズズ、それはあんまりだろ?
優しい子になって欲しいって思って、怒られてばかりだったら、優しい心は育たないかも・・・
でも、酷いと感じた行動は、”相手が悲しんでる”と伝えないといけない。
怒らずに伝えられたらいいんだけど・・・
2人なりに、決着がつくんだろうか・・・そう思って、静観してみる・・・
あまりにも、理不尽(?)なズズの行動に、つい、ガガをかばってしまう。
う〜ん・・・優しさって、どうやって育てるんだろ・・・