子どもを育てていると、ふとした時に、ヘンなことに気付く。
昔、こうされて、嫌だったよなぁ〜
昔、こう言われて、嫌だったよなぁ〜
そう。
気が着くと、自分が親にされてきたように、してしまっていることがある。
それも、あたりまえのように。
あるいは、あたりまえだと思って。
全然、”あたりまえ”でも”普通”でも”常識”でもないのに。そして、昔、子どもの頃の、完結していない思いを何時までもひきずっている。
11日の日に、
ぢんさんの下見会に行ってきた。
単純に、会いに。
で、そこで、同期だった仲間と、
ぢんさんの出版記念講演の時に知り合った先輩と会った。
で、ぢんさんが、食事に行くというので、くっついて行った。
そこで、いっぱい、話を聞いてもらった。
でも、ぱにゅの話は、出口のない永久ループ・・・
なぜ?
何かを始めようとすると、必ず、何か阻害要因が発生する。
子どもの体調、学校&保育園、ダンナの仕事・・・などなど。
こんなに頑張っているのに、誰も、認めてくれない。
こんなに頑張っているのに、みんな、足りないって言う。
こんなに頑張っているのに、みんな、邪魔をする。
ぱにゅは、いっつも、何かに邪魔されてる。
そう、その思いが湧き起こってきて、苦しくなった。
なぜ?
ぢんさんの言葉は、温かく、厳しく、いつも一番痛いところ・・・
苦しくなった・・・
理由は・・・
その理由を、やっとブログにかけるところまで、気持ちの整理ができた。
同席していた1人の方。
客観的には、とても素敵な方。
自分の生き方に自信を持って、パワフルに進んでいるように感じた。
素敵な人だな・・・
そう思っていた。
でも、話ているうちに、苦しくなってきた。
話を聞いているうちに、どんどん心を閉ざしたくなってきた。
いや、たぶん、閉じた。きっと。
何を言っても無駄。
この人にわかるわけない。
この人、何、勝手なこと言ってるの?
なんで、そんなに押し付けるの?
私はあなたじゃないし、あなたは私じゃないでしょ?
などなど・・・心の中で叫んでいた。
母親に重なっていた。ぱにゅの心の中の叫びは、決して、その人に向けられたものではなかった。
自分がこうだったから、こうできるはず。
自分はこうやってきたよ。やってみれば?
自分の経験に自信を持ち、語っている様子が、ぱにゅを責めているように感じた。
(
決して、そんなことなかったはずなんだけど。気を悪くしないでね)なんで、ちゃんとできないの?
努力が足りないんだよ。
みんなできてるのに、あなたはダメね。
そう言われてるように感じた。
そう。
その人の言葉は、ぱにゅを責める母親の言葉に重なっていた。
苦しかった・・・
そして、思い出した。
努めていた会社を、退職する直前の上司だった女性も、母親に重なっていた。
自分のやりかたと同じでないと、不機嫌になる。
そして、感情のままに、職場で怒鳴り散らす。
そんな女性だった。
もちろん、客観的には、細かい気配りのできる、素敵な女性でもあった。
ぱにゅは、いつでも、子ども達は、ぱにゅを邪魔する存在だと思っていた。だから、ぱにゅは、邪魔される被害者。
被害者モード、全開!!
でも、
ぢんさんが言った。
ぱにゅは、自分が邪魔される存在だと思ってるって。
だから、今まで、その通りになってるんだって。
え????
いやだよー!!
邪魔されたいわけ、なじゃん!!
あ・・・でも・・・そうかも・・・
きっと、何か起こるぞ。怒るぞ・・・ほーらね・・・って、よくある。
トラブル発生を、期待してる?
そんなわけ・・・ないのに・・・
子どもの頃、邪魔されてできなかった記憶・・・
そういわれて、その席で思い出したのは2つ。
剣道がやりたかったけど、防具を買わなきゃいけないからダメって言われて断念した。
ピアノがやりたかったけど、社宅だからダメっていわれて断念した。
どっちも、母親だ・・・
とっとと、自分でやって、その気持ちを終わりにしなきゃダメだって言われた。
でもね・・・
なんか、しっくりこなかった。
剣道もピアノも・・・
なんか、もっと、もっと、もっと・・・
”欲しい”と言うこと。
子どもらしく生きること。
認めてもらうこと。
適当にズルすること。
いい子じゃないこと。
はみ出すこと。
できないことがあること。
できないと言うこと。
完璧でないこと。
そんなようなことが、全部・・・阻止されてきたような気がする。
98点のテストを見せた時・・・
「なーにこんなとこ間違ってるの?ばっかじゃない?」
といわれた言葉、まだ、耳にこびりついてる。
あ、1つも間違ってはいけないんだ。
それは、テストだけではなく・・・
生きる上で、間違ってはいけない・・・
間違いってなんだろう?
結婚した後、仕事が残業が多くて、週末が掃除や選択で終わると近況を話した時・・・
「だらしないわね。毎日、窓拭きまで全部してたわよ。毎日、洗濯機だって何回もまわしてたもんよ。だから、あんあたは・・・」
と言われ、それいらい「元気だよ。」としか答えなくなった。
ズズが生まれたあと、夜中におっぱい欲しがって起こされるから、次の日、仕事中に眠くなるという話をした時・・・
「何言ってんの。子どもがおっぱいを飲むのが仕事なんだから、あたりまえ。だから、あんたは・・・」
と言われ、「ズズも元気だよ。」としか答えなくなった。
乳腺炎になったり、母乳が足りなかったりして、ミルクを足すようになった時・・・
「やぁねぇ。ミルクでちゃんと育つの?だから、あんたは・・・」と言われた。
その後のお正月、車の中でミルクを飲ませてから顔を出し、次に泣く前に実家を出た。
今、こうして書いていても、めり込みそう・・・
ぱにゅは、ただ、寄り添って欲しかっただけ。
そうだよねぇ。そういう時期だよねぇ。
がんばりどころだね。
そういう言葉が欲しかっただけ。
(この言葉は、ぱぱちゃん’ははからもらった。)
今、ぱにゅの気持ちを、穏やかに支えてくれているのは、ぢんさんの下見会で会った先輩の言葉。
ぱにゅの話を聞きながら、言ってくれた言葉。
「自分の母親達も、不器用でも、そうやって一生懸命、育ててくれたのかなって思うよ。」
って。
この言葉、ぱにゅには、2つの意味があった。
ぱにゅのこと、不器用でも、そのままでいいよって言ってくれてるように感じた。
それと、もしかしたら、ぱにゅの母親も、”不器用でも一生懸命”だったのかもしれないって感じた。
そしたら、ちょっと、自分がかわいそうじゃなくなった。
そう。
ぱにゅ、自分のこと、かわいそうって思ってた。
だって、被害者だから・・・って。
何をやっても、完璧じゃなくって、人から認められなくって、存在価値が低いって・・・
でも、ぱにゅ、頑張ってるから、いいじゃんって思い始めた。
子どもの頃、母親に褒めてもらえなかったんだったら、今、自分で褒めてあげようって。
そんな無理難題を突きつけられたのに、いっぱい、頑張ったねって。で、ズズやガガも、怒りつつ、いっぱい、褒めてあげようって。
ちょっと、前に向かって、前進・・・かな。
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